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【レビュー】iPhone撮影に「耐荷重20kg」は過剰か? BENROライノとUlanzi雲台を選んだ理由|モバイルギア・ラボ

iPhone 17 Proの重量は、ガラスフィルムやケースを含めても300gに満たない。それなのに、私が選んだ三脚は「耐荷重20kg」を謳う『BENRO FRHN24C』だ。

「オーバースペック過ぎないか?」

と聞かれれば私は必要だと答える。これには、仕事柄どうしても譲れない「安全マージン」への考え⽅と、軽い機材特有の弱点を補うための合理的な運用が関係している。

私の撮影を⽀える、この「⾜回り」について語っていく。

目次

なぜ「耐荷重20kg」なのか:仕事で培った機材選定の哲学

まずは、三脚のスペックから。

製品名BENRO FRHN24C ライノ カーボン三脚
価格¥33,000
重量1.43kg(実測)
耐荷重20kg
素材カーボン
全伸高1590mm
最低高390mm
段数4段
角度23°/55°/80°
脚ロック方式ナット式

スマホ⽤の三脚なら耐荷重3kgもあれば⼗分なはずだ。しかし、この数値だけで判断するのは危険と思っている。

仕事柄、カタログスペックのギリギリで機材を使うのは怖いという感覚が染み付いているからだ。
「20kgまで耐えられる」というスペックは、単に壊れないという安心感だけではない。これだけの余裕があれば、多少無茶なセッティングをしてもビクともしないという「自由」が手に入る。

例えば、風が強い日にセンターポールへバックパックを吊り下げて安定させる、いわゆる「ストーンバッグ」的な運用をする際も、耐荷重に余裕があれば機材への負荷を気にせず行える。 また、スライダーを使って重心を大きく外側にずらすような場面でも、脚の剛性が高ければ映像がブレることを少なくできる。

特にiPhoneの強力な手ブレ補正は、三脚自体の微細な振動と干渉して『コンニャク現象』を起こすことがあるが、脚の質量と剛性があればそのリスクも物理的に封じ込められる。

「スペックに余裕があるから、なんとかなる」という余裕が撮影するときには心強い。

BENRO FRHN24C:予算配分の「戦略的妥協」

予算が無限にあるなら、迷わずGitzoやRRS(Really Right Stuff)の選択肢も含めて選定したい。
けれど、三脚の脚だけに10万円をかけるなら、その分をカメラフィルターや、旅の移動費に回したい。

Amazonを探せば数千円のカーボン三脚も溢れているが、それではスライダーを乗せた瞬間に脚がしなる。
かといってハイエンド機は予算オーバー。 その中で見つけたのが3万円台で購入可能なBENROのライノシリーズだった。

「安すぎず、高すぎない」。この絶妙なラインが、私の財布事情と求める剛性のバランスに合致した。

雲台:Ulanzi U-190でミニマルに

脚の上に乗せる雲台には、「Ulanzi U-190 ミニチュアフルードビデオ雲台」を選んだ。正直、小さく耐荷重があればなんでも良い。

  • ハンドルの撤去: 本来はパン棒(ハンドル)がついているが、収納するときに邪魔なので外してしまった。iPhoneシステムくらいなら、手で直接雲台を掴んで動かしても十分に滑らかな映像が撮れる。スタビライザーでも代用可能だ。
  • レベリングベースはなし: 水平出しは脚の長さの調整、MagSafeで装着しているスマホ本体を傾けることでも対応可能である。
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伸縮機構への違和感:本当は「レバー式」が良い

この三脚はナットロック(ツイスト式)だが、正直なところ私の運用スタイルとは少し相性が悪い。「回し心地」云々ではなく、気になるのは「視認性」と「手数」だ。

個人的にはレバー式の方が合理的だと感じている。パチンと止めるだけで済み、何より「ロックされているか」が視覚的に一発でわかるからだ。 特に冬場の撮影や、移動を繰り返すラン&ガンスタイルでは、ロックの締め忘れ=機材の転倒リスクに直結する。

それでもこの三脚を選んだのは、この価格帯と剛性で、条件に合うレバー式カーボン三脚の選択肢がなかったため。ここは「剛性とコスパ」を優先し、割り切った部分である。

まとめ:シネマティックな映像は「足元」から

3万円台のカーボン三脚と、ハンドルを外した小型雲台。 地味な機材だが、この足回りが揺らいでしまえば、どんなに高画質なApple Log映像も台無しになる。私のモバイル・シネマシステムを支える、重要な「縁の下の力持ち」という感じだ。

こんな私におすすめの三脚あれば教えていただけると幸いです。

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この記事を書いた人

Mobile Gear Lab 編集長:長野県在住の20代ガジェットブロガー&YouTuber。本業である製造業で培った「効率化」へのこだわりをモバイル環境にも適用。iPhoneでのVlog撮影やスキー動画制作を趣味とする中、最適な機材を求めて日々散財中。見た目の美しさと機能美を兼ね備えたガジェットを愛する。

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